自宅で手軽に英会話学習を行うため、英会話アプリを利用してみたいと思うものの、数が多く選び方が分からないという方もいらっしゃるでしょう。
そこでこちらの記事では、英会話アプリの選び方について、具体的なおすすめアプリの紹介と共に解説します。

学習の目的で選ぶ

一口に英会話学習と言っても、その学習レベルや目的は人によって様々です。
そのため、英会話アプリの選び方の基本としては、学習の目的別に選ぶのがおすすめと言えるでしょう。
それでは、その選び方について具体的に見ていきます。

初心者向けアプリから探す

英語学習を始める方の多くが初心者ということもあり、英会話学習アプリも初心者向けのものが多く提供されています。
また、最初は初心者向けのコースから学習をはじめ、習熟度がアップするごとに出題される問題もレベルアップする、『ステップアップ学習』の可能なアプリが特におすすめです。
中でも『レシピー』は、学習進行度に合わせてAIが自動的にカリキュラムを組んでくれる優れたアプリとなっており、初心者にもおすすめになります。

本格的な学習を希望するなら、ビジネス英語アプリを選ぶ

学習の目的がビジネス英語の習得とはっきりしているのであれば、ビジネス英語に特化した英会話学習アプリの利用がおすすめです。
特にビジネス会話では、通常の日常会話より語彙力が必要とされます。
そこで、そのような方におすすめの英会話学習アプリが『スピフル』です。
スピフルは、問いかけに対する瞬時のスピーキング力を鍛えることができるアプリであり、ビジネスシーンでの応用力をアップさせたいという方にうってつけのアプリとなっています。

資格試験対策であれば、TOEIC等をフォローしているアプリを選ぶ

英会話の学習目的として、資格や試験対策のために学習しているという方もいらっしゃるでしょう。
そういった方には、目標としている資格の学習に対応しているアプリを選ぶのがおすすめです。
特に『ネイティブキャンプ』では、TOEICの目標スコア別に学習コースが用意されているため、目標に向けて効率よく学習できる点が優れたポイントとなっています。

学習スタイルによってアプリを選ぶ

目的別以外の選び方としては、学習スタイルによってアプリをチョイスするのもおすすめの選び方です。
英会話アプリには、聞き流し学習に特化したアプリや、ゲームを楽しみながら学習ができるアプリなど、様々な学習スタイルのアプリがラインアップされています。
それでは、その種類について具体的に見ていきましょう。

音声認識アプリでスピーキング力をアップさせる

音声認識AI機能を搭載している英会話学習アプリでは、発音や実践的な会話力のチェックをAIによるフィードバックによって行うことが可能です。
例えば『ELSA Speak』では、独自技術によって細かな発音のミスも指摘し、修正することができるAIが搭載されています。
そのため、自宅学習でも本格的なフィードバックを受けられるスピーキングレッスンアプリとして、非常におすすめのアプリです。

スキマ時間での学習を希望するのなら、聞き流し学習ができるアプリがおすすめ

移動中など、スキマ時間を有効活用して英会話学習を行いたいという方におすすめなのが、聞き流し学習ができるアプリです。
ある程度の英語力が既にあるという方であれば、こういった日常生活の中で聞き流し学習を続けるだけでも、リスニング力を着実にアップさせることができます。
おすすめは『TORAbit』で、1日5分からスキマ時間を活用して本格的なリスニングトレーニングを行うことが可能です。

ゲームで楽しみながら英語学習を行う

英会話学習や英語の勉強自体に苦手意識を持っているという方におすすめの学習スタイルのアプリが、ゲームアプリです。
現在では、本格的なゲームを楽しみながら同時に英語学習もできるアプリが数多くリリースされています。
その中でも特におすすめなのが、『リズダム』です。
リズダムでは、本格的なリズムアクションゲームを行いながら、英単語と英文法を記憶し学習できるようになっています。
また、ゲームそのもののクオリティも非常に高いため、学習自体のモチベーションも維持しやすいのがリズダムの大きなメリットです。

本格的な学習をしたいのであれば、オンラインレッスン系のアプリを使用する

通常の一人で行う自宅学習のみならず、本格的なレッスンも受けたいという方であれば、英会話講師とのオンラインレッスンが可能なアプリを使用するのもおすすめです。
例えば、『Cambly』は、予約なしで24時間いつでもオンラインレッスンを受けることが可能となっています。
そのため、対人学習を行いたいものの、多忙で英会話スクールに通えないという方には特におすすめできるアプリです。

目的と学習スタイルを明確にしてからアプリを選ぶ

以上のように英会話学習アプリは、目的や学習スタイル別に、多種多様なアプリがリリースされています。
そのため、まずは自分がどのような目的で英会話学習を行うのか、希望する学習スタイルはどれなのかという点を明確にしたうえで、アプリ選びを行うのがおすすめです。

スマホが数多く出回っている現代において、ちょっとした時間でいろいろな情報を入手しやすくなっている時代になりました。

英語学習に関してもスマホ一つあれば勉強しやすい環境が整えられるようになり、中には空いた時間に無料で英語を学習することもできます。

しかし、英会話アプリだけを使っているだけでは、英会話や英語の文法など勉強するのにも限界が出てしまうかもしれません。

そこで、英会話アプリの勉強だけではなぜ英会話などの習得が難しいかなどについて紹介しつつ、どのようにすればいいのかも紹介します。

英会話アプリだけでは英語学習が難しい理由

英会話アプリは確かにちょっとした合間などにも勉強しやすいですが限度があります。
どうしてそうなってしまうのかについて紹介してきますので、じっくり見てください。

・対人での会話不足
アプリでの学習では、実際の人との会話することがありません。
会話パターンも限定的であり、普通に人と人とが会話するシーンを想定しているものとしてはかなり不足しています。

故に、実際の会話で必要な反応をすることも柔軟なコミュニケーションをすることも難しく感じられるでしょう。

・発音とリスニングに限界がある

英会話アプリでもネイティブスピーカーの発音が聞けるので、英会話の聞き取りまでは何とかなるかもしれません。

しかし、自分の発音をチェックすることは難しいですし、音声認識ができるアプリもありますがまだ完璧ではないため、自身で正確な発音を手に入れられないことも考えられます。

これにより、自分の実力をしっかりと把握することの妨げにもなるでしょう。

海外の文化的背景が理解しにくい
言語や文化によって、同じ言葉でもちょっとしたニュアンスが違うことや、慣習、ことわざ、スラングなどを理解するのが難しいケースがあります。

ネイティブの人ならすぐにわかるので教えてもらいやすいですが、これを単に文法や単語の意味を学ぶだけでは難しいです。
実際のコミュニケーションや体験を通じていかなければ、なかなかできないでしょう。

・モチベーションの維持が学習者に依存

スマホのアプリだけで学習する時には、一人で学習することが多くなりますが、自分自身で継続的な学習をするには支援や励ましが不十分です。

自力だけだとさぼることもあれば、継続せずにそのまま放置することもあり、なかなか学習を継続するのが難しい側面もあるでしょう。

・勉強したと思っているだけで、覚えていないこともある
アプリで学習すると、その時にはしっかりとできていても次の日には覚えていないというようなことも珍しくありません。
しかし、アプリの記録上はうまくいったとチェックされているので、「ここはもういいかな」と勘違いすることで、本当はあまり覚えていないことが放置されます。

その結果、やった割には覚えていないなんてこともよく出てきます。

どのように対策すべきか

英会話アプリだけではできないことについて、どのようにカバーすればいいのでしょうか？
その対策については以下の通りです。

・実際に会話練習を他人とする
一番の解決策は、やはり英語学習を実際の人と話すことで感覚をつけるのがいいでしょう。
オンラインや地域のコミュニティ、英会話クラブなど、どこかで英会話の練習ができる人を探し出し、実際に英語を使ってコミュニケーションをとるのが一番手っ取り早いです。

ここで発音についてもどうなのかを見てもらえますし、実際にどんなニュアンスで会話をしているのかをつかみやすくなるので、英会話の理解や上達が早くなるでしょう。

・学習方法を増やす
アプリを使っているだけではなく、先ほどの英会話を実際に使っていくという方法や、ライティングやリスニングなどを他のところでもやるようにしてください。
色々な表現方法を身に着けることによって、脳にも様々な刺激を与えることができますので、記憶力や表現力などアプリでは得られないような刺激により強化されやすくなります。

総合的な英語力を高めたいのなら、色々な方法を試して学ぶ機会を増やしていくといいでしょう。

・目標管理をしっかりとする
英会話だけではありませんが、やはり目標をしっかりと持っていたほうが、勉強はすすめやすいです。

その際に知り合いと一緒に目標を共有するのもいいですし、目に見えやすい形で目標を書くのもいいでしょう。
すこしでもこうしたいというのが見えていれば、学習にもおのずと力が入りやすいです。

まとめ

英会話アプリは自分一人で勉強しやすく、使いやすい面が豊富な反面、限定的な部分でしか学習もできません。
せっかく頑張ってもあまり英語が身につかなかったということもあるため、できれば英会話教室などでアプリで勉強できない部分もカバーするといいでしょう。

一つの方法だけではなく、いろいろな方法を試してみることで、より英語力を高められるようにしてください。

海外の動画コンテンツや映画を楽しんだり、ビジネスの幅を広げるなどの目的から英会話を学びたいという方が増えていますが、忙しい毎日を過ごしている中で教室に通うのが困難な方も少なくありません。
そんな方のために大きなサポートをしてくれるのが、英会話アプリの存在です。

自由な時間にレッスンを受講できる

一般的な英会話教室に通う場合、定められたレッスン時間に教室に居なければならず、お仕事が忙しい方にとってはなかなか時間を作ることができないケースがありました。
お仕事や学校が終わってから移動しても間に合わなかったり、休みを取ることができなければ受講できない場合があります。
本人のやる気が旺盛でありながらも教室の立地や受講時間とのミスマッチから、英会話のレッスンをスタートできないことも少なくありません。
一方、英会話アプリならインターネットに繋がる端末さえあれば、その場所が教室になります。
スマートフォンやタブレットならお出かけ先や移動中にも利用でき、自宅に帰ってから据え置き型のパソコンでレッスンの続きを受講することも可能です。
レッスン時間はフルタイムで45分から1時間程度が平均的ですが、忙しい方のために5分から10分程度の短時間のプランが用意されていることもあります。
長年培ってきたメソッドにより、短時間でも効率的なレッスンを行うことに成功しました。
英会話アプリが提案する基本的なプランのほかにも自身の裁量で自由にレッスンのスケジュールを組むことが可能で、無理をしてお仕事を休んだりレジャーに行くのを我慢する必要もありません。
英会話を身に着けるためには反復練習が重要で、普段の日本語とは異なる口や舌の動きで発音を徹底的に覚えて行きます。
そのためには継続することが大切で、もしもお仕事の都合などから休んでしまうことがあればそれまで積み重ねたスキルが失われてしまうことがあります。
そんな中でも自由な時間にレッスンを受講できる英会話アプリなら、遅い時間でも対応しているので休まずに継続しやすいシステムになっています。
短時間で済むレッスンが提供されている場合にはちょっとした隙間時間があれば受講でき、積み重ねたスキルを定着させることができます。
これらを繰り返すうちに正しい発音が自然に出せるようになり、ネイティブな英会話を使いこなせるようになります。
これまでなら時間の制約から英会話をあきらめていた方でも、時間の概念を気にすることなく受講できる英会話アプリの登場によりチャレンジを決意する方が増えています。

講師の指導とAIの導入でネイティブな発音を身に付けられる

Hello！英会話講師きなこです🤗

今日は「英語になった日本語」を紹介するよ！
とりあえず今日は10個ご紹介💫
日本語とは若干違う発音だよ📢

ポケモン⇒「ポキモン」
酒⇒「さぁきぃ」

とか！！
聴いて確かめてみてね～🤗 pic.twitter.com/T1h07LTJkq

— きなこ🌼"ゆるEnglish"で毎日一歩ずつステップアップ！ (@madam_kinako) June 22, 2024

これまでオンラインの英会話では優れた講師からのレッスンが受けられるとは言え、受講生が正しい発音を身に着けるまでのプロセスが課題でした。
講師の発音したのを受講生が反復して発音することでスキルを向上させるものですが、ここで決定的に必要なのが口の動きを見て真似をするという要素です。
口や舌の動きを口頭で説明されてもなかなかイメージできず、非効率なものになっていたことも確かです。
そんな中で英会話アプリでは講師の顔のアップが画面に映し出されるので、口や舌の動きを高画質で確認することが可能です。
併せて行われる口頭による説明が加わることで、どのように発音すれば良いのかを具体的にイメージすることができます。
特に日本人にとってはLとRの発音の区別が難しいとされていますが、講師の口元が良く見える英会話アプリならすぐに難しい発音も克服することができます。
これらが相乗効果を生み出し、短時間でも効率的にネイティブな発音を身に着けることが可能となりました。
一方、ここ数年で台頭してきているのが、AIを導入した英会話アプリです。
人間の講師がレッスンをしてくれる英会話アプリの場合は、いくら自由自在に時間を設定できるとは言え、あくまでも営業時間の範囲内でした。
AIを導入している英会話アプリなら24時間365日対応で、いつでもレッスンを受講することが可能です。
画面の指示に従ってマイクに向かって発話すれば、AIが即座に判定して間違った発音があればその箇所をグラフで明示しながら修正点についてアドバイスをしてくれます。
それを踏まえて再び発音すればステップバイステップで改善され、ネイティブな発音へと導いてくれます。
人間の講師を相手にした場合は緊張することがありますが、AIならば気軽にレッスンを受講できると評判です。
分からないことがあればチャットで問い合わせをすれば、AIが返答してくれます。
人間の講師の場合は世界にたった1人しか存在しない人物が担当となり、もしも先約があった場合には予約ができず予定通りにレッスンを受講できないことがありますが、AIを導入した英会話アプリならいつ利用しても同様のコンディションでレッスンを受講できるのも強みです。
テクノロジーの発達が英会話アプリの利便性を高めるのと同時に、これまで以上に受講生の発音を向上させることができます。

まとめ

英会話アプリが登場したことにより多くの人々にレッスンを受講するための多様なルートが確保され、お仕事が忙しいなどの理由から諦めていた方にもチャンスを広げています。
短時間でも効率的にネイティブな発音が身に付けられるよう工夫されており、自身が当初想定していた以上のスキルを身に着けて英会話をエンジョイする方が増えています。