スマホが数多く出回っている現代において、ちょっとした時間でいろいろな情報を入手しやすくなっている時代になりました。
英語学習に関してもスマホ一つあれば勉強しやすい環境が整えられるようになり、中には空いた時間に無料で英語を学習することもできます。
しかし、英会話アプリだけを使っているだけでは、英会話や英語の文法など勉強するのにも限界が出てしまうかもしれません。
そこで、英会話アプリの勉強だけではなぜ英会話などの習得が難しいかなどについて紹介しつつ、どのようにすればいいのかも紹介します。
英会話アプリだけでは英語学習が難しい理由
英会話アプリは確かにちょっとした合間などにも勉強しやすいですが限度があります。
どうしてそうなってしまうのかについて紹介してきますので、じっくり見てください。
・対人での会話不足
アプリでの学習では、実際の人との会話することがありません。
会話パターンも限定的であり、普通に人と人とが会話するシーンを想定しているものとしてはかなり不足しています。
故に、実際の会話で必要な反応をすることも柔軟なコミュニケーションをすることも難しく感じられるでしょう。
・発音とリスニングに限界がある
英会話アプリでもネイティブスピーカーの発音が聞けるので、英会話の聞き取りまでは何とかなるかもしれません。
しかし、自分の発音をチェックすることは難しいですし、音声認識ができるアプリもありますがまだ完璧ではないため、自身で正確な発音を手に入れられないことも考えられます。
これにより、自分の実力をしっかりと把握することの妨げにもなるでしょう。
海外の文化的背景が理解しにくい
言語や文化によって、同じ言葉でもちょっとしたニュアンスが違うことや、慣習、ことわざ、スラングなどを理解するのが難しいケースがあります。
ネイティブの人ならすぐにわかるので教えてもらいやすいですが、これを単に文法や単語の意味を学ぶだけでは難しいです。
実際のコミュニケーションや体験を通じていかなければ、なかなかできないでしょう。
・モチベーションの維持が学習者に依存
スマホのアプリだけで学習する時には、一人で学習することが多くなりますが、自分自身で継続的な学習をするには支援や励ましが不十分です。
自力だけだとさぼることもあれば、継続せずにそのまま放置することもあり、なかなか学習を継続するのが難しい側面もあるでしょう。
・勉強したと思っているだけで、覚えていないこともある
アプリで学習すると、その時にはしっかりとできていても次の日には覚えていないというようなことも珍しくありません。
しかし、アプリの記録上はうまくいったとチェックされているので、「ここはもういいかな」と勘違いすることで、本当はあまり覚えていないことが放置されます。
その結果、やった割には覚えていないなんてこともよく出てきます。
どのように対策すべきか
英会話アプリだけではできないことについて、どのようにカバーすればいいのでしょうか?
その対策については以下の通りです。
・実際に会話練習を他人とする
一番の解決策は、やはり英語学習を実際の人と話すことで感覚をつけるのがいいでしょう。
オンラインや地域のコミュニティ、英会話クラブなど、どこかで英会話の練習ができる人を探し出し、実際に英語を使ってコミュニケーションをとるのが一番手っ取り早いです。
ここで発音についてもどうなのかを見てもらえますし、実際にどんなニュアンスで会話をしているのかをつかみやすくなるので、英会話の理解や上達が早くなるでしょう。
・学習方法を増やす
アプリを使っているだけではなく、先ほどの英会話を実際に使っていくという方法や、ライティングやリスニングなどを他のところでもやるようにしてください。
色々な表現方法を身に着けることによって、脳にも様々な刺激を与えることができますので、記憶力や表現力などアプリでは得られないような刺激により強化されやすくなります。
総合的な英語力を高めたいのなら、色々な方法を試して学ぶ機会を増やしていくといいでしょう。
・目標管理をしっかりとする
英会話だけではありませんが、やはり目標をしっかりと持っていたほうが、勉強はすすめやすいです。
その際に知り合いと一緒に目標を共有するのもいいですし、目に見えやすい形で目標を書くのもいいでしょう。
すこしでもこうしたいというのが見えていれば、学習にもおのずと力が入りやすいです。
まとめ
英会話アプリは自分一人で勉強しやすく、使いやすい面が豊富な反面、限定的な部分でしか学習もできません。
せっかく頑張ってもあまり英語が身につかなかったということもあるため、できれば英会話教室などでアプリで勉強できない部分もカバーするといいでしょう。
一つの方法だけではなく、いろいろな方法を試してみることで、より英語力を高められるようにしてください。